職場での熱中症予防対策まとめ

熱中症対策として企業はさまざまな対策を講じています。しかし、一番大切なのは理屈や理想論ではなく実践的な対策が必要です。では、どういった対策が有効でしょうか?実際に取られている対策をご紹介致します。

 

冷蔵庫や製氷機の設置及び特製ドリンクの用意
建設業の工事事務所には冷蔵庫や製氷機などを設置していつでも使用できる様にしています。また、粉末のスポーツドリンクを作業前に水で溶かして作りボトルなどに入れて作業員がいつでも飲めるようにしてます。

 

日陰が確保できる休憩場所の設置
土木の建築現場などは、建物や木陰がない場合もあります。しかし、休憩場所は設置する必要がある事から4~8ヶ所に杭を打って柱をたてて上部に布などをかけて日陰を作ったりします。また、横になれる様にござなどを敷いて休憩場所を確保しています。

 

空調設備のついた休憩室の設置
建築現場や土木工事の現場では多くの労働者が作業しています。その為に大きな休憩室が必要になることから現場に敷地に余裕がある場合は作業員用の休憩室専用の仮設ハウスを設置し空調設備を置いて休憩スペースを用意しています。

 

休憩時間の追加
ある建設業者は毎日、作業管理責任者が暑さの指数を確認して28℃以上の「厳重警戒」を超えると予想される日には、協力会社各社の責任者に対し午前中に1回と午後から1回の休憩の他にも10分位の休憩時間を取るように指示をしています。更に暑さや労働者の疲労の様子を把握して休憩時間を増やす様な対策を取っています。

 

日陰作業が出来る様な工程管理
外壁を専門にする建設業者は作業員が太陽の照射を受けずに日陰で作業が出来る様な作業工程を組む努力をしています。午前中には建物の西側で作業をし、午後から建物の東側で作業をするような工程を組んだ対策をしています。

 

スポットクーラーのダクトの延長
ある機械製造業者などは工場内で溶接や旋盤、研磨、組立、試験などの作業があり、作業者は移動しながらの作業です。工場内は広い為に空調設備を入れるのが難しい為に作業場ごとにスポットクーラーを設置しています。その為に送風口のダクトを延長したりして作業者に冷風が当たるような工夫をしています。また熱風が放出される排気口にも延長ダクトを設置して工場の窓から排気される様にしています。

 

窓にすだれなどの設置
ある機械製造工場は工場内での通気をよくする為に窓を開放しています。しかし、時間帯によっては太陽光が入るために窓にすだれやブラインダーを設置し上げ下ろしが出来る様に工夫しています。

 

空調服(ファン付作業着)の使用
ある建設設備業者は作業員の熱中症の対策として空調服(ファン付作業着)を配布しています。ここ数年で空調服が注目されはじめ建設現場内でもこの空調服の使用率が上がってきています。

 

 

 

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