熱中症予防対策とは?その1
熱中症予防対策としては一体どんなものがあるでしょうか?
近年、熱中症は社会的に問題となっています。個人的でなく職場環境においても、熱中症から起きる事故が問題視されています。
では、一体どんな対策が取れているでしょうか?解説したいと思います。
気温の管理
工事現場や工場などでは作業環境管理はとても大事です。
職場環境からの気温の観点らかみると下記の三点が挙げられます。
①熱源の除去
まず、熱中症を予防するための基本的な事は作業場所の暑さを改善する事につきます。気温があがる原因をつきとめ、その原因を取り除くことが大事です。電源をこまめに切ることから始めましょう。節電の機能を備えた電気機器を使用したり、白熱球をLED電球に取り換えるもの方法です。
屋外では太陽光が暑熱の原因になりますので屋根やひさし、テントやパネルなどで日陰が出来るように工夫しましょう。
②空調の利用
作業場所の温熱環境を快適にする事はとても大切です。広い工場でも小部屋や仕切りを設置して空調を設置したりスポットクーラーや扇風機を使用します。大切なのはエアコンの室外機やスポットクーラーの排気口からの熱風が作業者が居る所に流れ込まないようにするのがポイントです。また、空調で作業場所を管理する場合は必ず温度を測定し確認する事が大切です。
③休憩室の温度
気温の高い場所で働く人が休憩をとることはとても大切です。その休憩室の室温は24~26°C位で管理する事をお勧めします。人が出入りが多い場合は室温が変化しやすいので使用する出入り口を限定したり空調を低めにしたりして調整します。
湿度の管理
人が暑さを感じるのは気温だけではありません。これは、空気中の湿気が大きく関係してきます。水蒸気を発生させるのもがあれば、それを取り除く対策が必要になってきます。ポットで沸かした熱湯の湯気は換気扇で排気する。或は除湿器で湿気を取り除きます。
気流の管理
気温が上昇してくれば窓を開けたり換気扇を作動させたりして風通しを良くしたり、扇風機で作業場所に風を送ったりするのが有効です。屋内の作業場所で熱気がある場合は自然上昇を利用し部屋の上部の換気扇で排気するのも効果的です扇風機は衣服の中の空気を換気して汗を蒸発させてくれます。しかし、エアコンの冷風が作業者に直接、長時間当たらないように風向きを調整する必要があります。また、扇風機を使用すると作業場に溜まった粉じんをまき散らす恐れがあるので注意が必要です。
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