熱中症になりやすい職場の条件とは?

熱中症になりやすい職場とはどんな条件があるでしょうか?
熱中症になる要因は下記の通りです。
①温度が高い事、湿度が高い事、高温物体からの赤外線による放射熱がある事、風がない事。
この様な環境では、汗は蒸発しにくく、発汗が増えて短時間で体温が上昇し脱水症状になりやすくなります。

 

②作業強度が大きい事、連続作業が続く事、休憩が取りにくい事、水分や塩分が摂取しにくい事。
この様な作業では筋肉での反応熱が大きくなって体温の上昇を抑えるための身体の負担が大きくなります。
発汗により消費された血液中の水分を補えずに脱水症状に陥りやすくなり、症状を発生しやすくなります。

 

③服装に吸熱性や保熱性が高い事、通気性や水分の透過性がない事、安全衛生保護具をつけている事。
熱中症になりやすい服装とは装着する保護具を含めて、体温を放散しにくい服装の事をいいます。
また、ヘルメットやマスク、保護面、保護手袋、安全靴は汗が蒸発する皮膚や衣服を覆ってしまうので熱中症を発生しやすくなります。

 

労働衛生管理において職場における熱中症になるリスクとはどんなものがあるでしょうか?
①作業環境管理・・・・・温度、湿度が高い輻射熱が大きく涼しい風なない。
②作業管理・・・・・身体負担が大きく連続作業時間が長い。休憩がすくなく水分補給がとりにくいなど。
③健康管理・・・・・水分、塩分の摂取量が不足している。発熱や下痢、脱水している。
④労働衛生教育・・・・・管理監督者に熱中症の知識が乏しく対策も知らない。
⑤労働衛生管理体制・・・・・暑熱環境の測定をしていない。職場を巡視していない。監督者が作業者の体調を把握していない。休憩場所や救急体制がない。

 

あなたの職場環境はどうでしょうか?一度チェックしてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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