腕時計の日常の使用とケア

機械内部への水分の侵入に注意! 
 腕時計の中で最もトラブルに発展するのは内部への水の侵入事故です。時計のケースやブレスレットは錆びにくいSS素材などが使用されていますが、もし内部に水や汗、海水などが侵入すればたちまち錆びてしまうので注意が必要です。
それを防ぐには時計の防水性能をしっかりと理解し、適切な使用範囲を厳守する事が大切です。
また、水や汗で濡れた手でリューズを操作すると、そこから水が入る事もあるので操作は慎重にしましょう。

 

AV機器や携帯電話の強い磁気に注意!
 時計を使用する際には、強い磁気を発生させる機器類には近づけないことに注意が必要です。強力な磁気に金属が近づくと帯磁という現象が起こります。時計の機械部分が帯磁してしまうとスムーズに動かなくなり精度が悪化してしまいます。携帯電話やパソコンなどに密着しないように十分に注意しましょう。

 

1日腕に着けたらその日のうちに汚れを除去しましょう!
 1日使用した腕時計は皮脂やホコリ等で以外にも汚れています。そのまま放置してしまうと見栄えが悪くなるばかりかSS素材もサビやすくなるのでガラスも汚れてしまいます。出来れば毎日のケアを心がけましょう!特別な道具は必要ありません。柔らかい布などで乾拭きだけでもOKです。細かな部分は歯ブラシや綿棒などで拭きとりましょう。
ベゼルやリューズなど細かな部分は汚れやホコリも蓄積しやすいので歯ブラシや爪楊枝などでケアしましょう。

 

リューズやベゼル、ボタン操作など些細な変化を見逃さない!
 精密機械である腕時計は、気をつけていても万が一のトラブルは起こりうるものです。そして、重要なのはトラブルになりそうな前兆を素早くキャッチし素早く対処する事です。リューズやベゼルが重く動かしにくければ内部構造の異常が出ていると思われますし精度が極端に悪化していれば油の劣化や磁気帯びが考えられます。普段から時計をよく使い操作感覚を覚えて把握する事でトラブルに発展する前に対処すれば被害は最小限にすむはずです。

 

1ヶ月に一度はゼンマイを巻いて機械を動かそう!
 普段、あまり使用していない時計がある場合は月に一度はゼンマイを巻き上げて動かしましょう。長期間使用しなければ、内部の機械油が擬固や剥落し部品同士の抵抗が大きくなりトラブルになる可能性があります。ゼンマイを巻いて動かせは歯車やカムが動いて油も適度に循環し擬固や剥落も防ぐことが出来ます。

 

夏季は直射日光に注意しましょう!
 夏の日差しの強い季節は直射日光に長時間当てないようにする事。特に車のダッシュボードなど高温になる場所へ時計を放置しなように。その様な環境では時計内部も高温になりダイアルの塗装面の変色や色焼けなどや機械油の乾燥や劣化、パッキン部の変質、皮素材の変色が起こる可能性が高くなります。

 

アルマーニの腕時計も上記の事に注意して日頃からまめにケアすると永くご使用になれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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