アルマーニのプライベート

アルマーニは1981年にイタリア・パンテッレリア島のカラ・ガデッルにダムーソと呼ぶ6棟からなる伝統的な石造りの家を購入している。みごとな庭園に囲まれた家であり、ヤシの木やサボテン、オレンジ畑、オリーブ畑などもある。そして、ラベンダーとローズマリーの香る絶景が望めるプールもついている。ここでアルマーニは一時の休暇をとり開放的な気持ちになるのである。

 

 家族やアルマーニ社の仲間と過ごす事で仕事中には見せないアルマーニの素顔を見ることが出来たそうだ。アルマーニ自身「僕にとっては隠れ処みたいな場所で魅了されている」と語っている。

 

 内装も派手なところは一切なく色も控えめですごくシンプルだそうだ。そこで、みんな別々のダムーソで寝泊りをしバカンスを楽しんだ。アルマーニは何年もの間、仲間を集めパンテッレリア島のダムーソで優雅で充実した時間を過ごす事を毎年続けてきたそうである。

 

 アルマーニがプライベートを過ごすもうひとつの空間がある。ピアチェンツァから遠くない町のブローニである。この邸は1982年に購入したそうである。入り口には大理石の階段があり新古典主義の彫刻があったが崩れかけていた。しかし本館の荘厳な装飾を取り除きアルマーニの望んだ家にしたのである。広大な敷地には人工の池や鹿や山羊、犬が数頭が放し飼いにされている。また、アルマーニの母親も愛犬を連れて訪れたようである。アトリエもありそこでアルマーニはスタッフと打ち合わせなどもしたそうである。こうして友人とともにリラックスした時間を過ごした。

 

 アルマーニは自宅にジムとプールを持ち毎日のトレーニングを欠かさない。毎日の日課となっている。体型を維持して年齢を感じさせないが決してナルシストではない。普段は9時15分には出社し午後1時から1時間昼休みと昼食をとる。ソファで15分間睡眠をとり午後8時まで休みなく仕事を続ける。

 

 2002年にはポルトフィーノのサン・ジョルジオ城の一部を購入しているかと思えば翌年には西インド諸島のバカンス中に砂浜に面した別荘を気に入り即、購入している。そして思いのまま改装しアルマーニ・カーザの家具を置いて自分の思い描く家にしてる。

 

 また、あるインタビューでは1度だけ友人らとコカインを使用した事を告白しているが身体に不快を感じたらしくそれっきりだったらしい。

 

 アルマーニは若い頃にスポーツカーを乗り回していたそうである。トライアンフ、ポルシェカレラ・ガブリオレ、メルセデス・クーペなど。フェラーリにも憧れた時期はあったようだが所有はしていない。

 

 ボルゴヌーヴォ通りの自宅には壁全体がクローゼットになっているようでシンプルなかたちで統一されている。室内は30年代風の雰囲気が感じられる。たくさんの絵画を飾られているが壁には1枚も飾られていない。蘭のの花がいろいろなところに置かれている。豪華なバスルームには当然アルマーニのフレグランスが置かれている。

 

 2004年7月にアルマーニは70歳の誕生日を迎えた。そして、自らの誕生日プレゼントとして全長50メートルにも及ぶ船を特注した。船の内装はもちろんアルマーニスタイルの内装となっている。2人部屋とバスルームが6部屋づつあり、3フロアにはそれぞれ広いリビングルームも完備しており12名のゲストを迎えれるようになっている。乗組員も12名でエンポリオ・アルマーニの制服を着用している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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